Spam Filter等でおなじみのベイズ定理ですが、分かっていても自分が陽性と診断されたら結構ビビります。 このように確率・統計に関する数値について、直観的には見誤ることも多く、そのため、統計数値による印象操作は、意図的非意図的に関わらずとてもよく起こっています。言われたことを鵜呑みにしないのは勿論、自分の直観さえも疑う必要があります。 ではどうしたら直観を質すことができるか。それは、やはり、論考を徹底するしかなさそうです。 4. まとめ 生命に学ぶシステム理論は、複雑性への縮減、不確定性への対処、という点でとても強力です。しかし、やはりそれは万能ではなく、注意しなくてはいけないことも多いことがわかりました。 演繹的アルゴリズムへの限界から、生命モデルへ、そして直観的システムデザインへ、と論を進めて来た訳ですが、結局はやはり論考、つまりアルゴリズムの重要性に帰着してしまいました。しかしこ
