PaaS基盤ソフトウェアのCloud Foundryなどを展開するPivotalは、サーバレスコンピューティング基盤のソフトウェア「Pivotal Function Services」(PFS)を、サンフランシスコで開催中のイベント「SpringOne Platform」で発表しました。 Pivotal Function Servicesは、Kubernetes上に展開可能なサーバレスコンピューティング環境を実現するソフトウェアです。 サーバレスコンピューティングとは サーバレスコンピューティングもしくはサーバレスアーキテクチャと呼ばれるアプリケーション実行環境は、一般にサーバのことを意識せずにアプリケーションを実行できる環境のことを指します。 例えば、アプリケーションを実行するためのサーバをあらかじめプロビジョニングしておく必要があったり、負荷が高くなったときのためにロードバランスを用意
OpenStack Foundationが開発を発表した「Kata Containers」は、従来のコンテナ実装とは異なり、コンテナ間でカーネルを共有せず分離レベルを高めた新しいコンテナ実装を目指す。 カーネルを共有しないことで分離レベルを高める Dockerなどに代表される従来のコンテナは、OSのユーザー空間の名前空間を分離することによってそれぞれのコンテナが実現されています。 この仕組みの利点は、コンテナの起動時に名前空間を分離するだけで済む点にあります。これがコンテナの迅速さや軽量さにつながっている一方、コンテナ間でカーネルを共有しているためにコンテナ間の分離レベルは高くなく、同一カーネル上で動いている別のコンテナの負荷の影響を受けやすかったり、セキュリティ上の課題を抱えやすくもあります。 以下はKata ContainersのWebサイトの説明を引用したものです。 Kata Con
米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(以下HPE)は、スペイン マドリードで同社が開催したイベント「Discover 2017 Madrid」で、マルチクラウド環境を管理するためのクラウドサービス「OneSphere」を発表しました。 OneSphereはAWSやAzure、Google Cloud Platformなどのパブリッククラウドサービスと、HPEのハイパーコンバージドインフラであるSimpliVityやIT基盤製品群のHPE Synergyなどのオンプレミスをまとめて管理できるクラウドサービスです。 OneSphereにパブリッククラウドのアカウントを登録すると、複数のクラウドの状況を一括で見られるようになります。 オンプレミスにあるVMware環境で構築されたSimpliVityのシステムやSynergy Cloudなども追加できます。 仮想マシン、コンテナ、ベアメタ
Kubernetesなどコンテナ関連のオープンソースプロジェクトを主導するCloud Native Computing Foundationは、コンテナランタイム「containerd 1.0」(発音はCon-tay-ner-D:コンテナーディー)の正式リリースを発表しました。 containerdはDockerから分離されたコンテナランタイムで、事実上の標準とみられています。 すでにcontnaierdの実装はDockerをはじめとして幅広く使われているため、バージョン1.0への到達で大きな変化が起こるわけではありませんが、ひとつのマイルストーンとして重要な区切りだといえるでしょう。 中立的なコンテナランタイムのためDockerから分離 コンテナ型仮想化の実装として注目されたDockerは、2016年12月にコンテナランタイムの部分を「containerd」として分離し、独立したオープン
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