23日午後1時半ごろ、名鉄岩倉駅(愛知県岩倉市)に着いた赤池発の普通列車(6両編成)の2両目床下に、折れた踏切の遮断棹(かん、竹製、約5メートル)が刺さっているのを駅員が見つけた。 西枇杷島署によると、岩倉駅から3駅手前の西春駅(北名古屋市)近くで踏切の遮断棹が折れ、先がなくなっていた。この列車の通過前、電話で「遮断棹を揺らす男がいる」と通報があったため、同署は男が遮断棹を列車に触れさせた可能性があるとみて列車往来危険の疑いで調べている。 列車は遮断棹が刺さったまま約4キロ走行。名鉄は、途中の徳重・名古屋芸大駅で降りた乗客から「車両から変な音がした」と知らされ、終点の岩倉駅で点検して気づいたという。