東京都八王子市に住む中学1年生の少年(12)が、自作した宇宙船で月に向かっていることが14日、わかった。宿題を苦に家出した可能性がある。警察では男子生徒の帰還を待って、詳しく事情を聞く方針だ。 米航空宇宙局(NASA)から未確認飛行物体に関する政府照会があり、明らかになった。14日午前3時ごろ、「大きな爆発音が聞こえた」という通報が、八王子市を中心とする半径50キロの周辺住民から相次いでおり、少年は同時刻に自宅近くの公園からロケットと宇宙船を打ち上げたとみられる。午前6時ごろには、少年の家族から「息子が家にいない」との相談が地元署にあった。 少年の部屋からは、ロケットや宇宙船の材料にしたと思われるペットボトルや段ボールの他に、電気分解装置も見つかった。推進剤となる水素や酸素を生成するために使ったとみられる。 少年が通う私立マキャベリ高等学校中学部の君島主税校長は午後に記者会見を開き、担任か