昭和の文豪・谷崎潤一郎といえば、妻やその姉妹をはじめとする美女に囲まれて過ごし、彼女たちをモデルに小説を執筆したことでも有名な人物。 生涯で3度結婚しており、『痴人の愛』のモデルになった最初の妻・千代の妹のせい子と、『春琴抄』『細雪』のモデルになった3番目の妻・松子とその姉妹は注目を浴びた。また、最初の妻の千代は、谷崎が、親友であった佐藤春夫に「妻を譲った」細君譲渡事件でも世間を騒がせている。 「痴人の愛」読んでるけどここの部分めっちゃ拗らせたヲタク(偏見) pic.twitter.com/jsxuEsmdgj — ヒトミ (@mrhitomi1007) 2017年8月5日 2番目の妻である丁未子は、ある意味3人の妻の中で最も「影が薄い」人物だ。谷崎のミューズとして作品に登場したという逸話もあまり聞かず、3番目の妻・松子に熱烈に恋をした夫に捨てられる…。 今で言うところの「ゲス不倫」の被害