【読売新聞】 保育園などの開設計画が、近隣住民からの「園児の声がうるさい」などといった苦情で延期や断念に追い込まれるケースが全国で相次いでいる。一方で、厚生労働省が9月に発表した待機児童数は3年連続で増加となり、保育施設の確保は「待
自転車で信号無視したとして、道路交通法違反容疑で書類送検された神戸市兵庫区の40歳代女性に対し、神戸簡裁が罰金の略式命令を出していたことが、神戸地検への取材でわかった。 自転車の交通違反は不起訴となるケースがほとんどで、罰金刑が科されるのは異例という。地検は、罰金額は明らかにしていない。 地検によると、女性は2月3日、自転車に乗って、神戸市中央区の交差点を赤信号で横断。警察官から注意されたが無視し、刑事処分の対象となる交通切符(赤切符)を切られた。その後、同法違反容疑で神戸区検に書類送検された。 女性は昨年7月にも自転車の信号無視で書類送検されており、その際は不起訴(起訴猶予)となったが、地検は2度の違反を悪質と判断。今年2月26日に略式起訴した。 運転免許のない自転車の交通違反には行政処分は科されないため、違反者は同法違反容疑で書類送検されるが、実際には大半が不起訴となっている。
CDの販売が落ち込む音楽不況が長く続き、音楽配信など音楽を聴くメディアも変化している中、時代にあらがうようにアナログレコード(アナログ盤)を見直す動きが出てきている。 昨年、東京・渋谷に専門店がオープンするなど流れは加速している。 ◇渋谷に専門店 アナログ盤の再評価の流れは、欧米から始まっている。音楽配信の流行などを原因として、CD、レコードの大型店廃業が相次いだ米で2008年、個人経営のレコード店を支援しようという「レコードストア・デイ」が始まったのがきっかけで各国に広がった。 4月の第3土曜日に、有名アーティストがアナログ盤限定作品をレコード店で発売する、年に一度の世界同日開催の祭典。日本が本格的に参加した12年、作品を発売したのは4組のアーティストだけだった。14年は、人気バンド、ASIAN KUNG―FU GENERATIONのボーカル、後藤正文が初ソロアルバムを発売。また、日本に
関西の私鉄や地下鉄で使える磁気カード乗車券「スルッとKA(カ)N(ン)SA(サ)I(イ)」が、発行枚数の減少などで2、3年後をめどに廃止される見通しになった。 磁気カードを発行している私鉄各社などが大筋で合意した。後継には、プリペイド(料金先払い)式のIC※カード型乗車券の発行を検討している。 関係者によると、磁気カード乗車券の発行枚数は2005年度の約4600万枚をピークに減少し、11年度は約2300万枚に半減した。03~04年にJR西日本がIC乗車券「ICOCA(イコカ)」、私鉄系が「PiTaPa(ピタパ)」を導入したことなどが影響したとみられる。 私鉄各社は「イコカやピタパとも異なる利便性の高いICカードを作りたい」(私鉄首脳)として、乗車回数に応じた買い物ポイントの付与や、回数券の機能などを盛り込む考えだ。 磁気カードの廃止で「ICカードへの移行は少なくとも数百万人単位」(私鉄幹部
アルツハイマー病など認知症の原因物質の一つとみられるたんぱく質「タウ」が、患者の脳内に蓄積した様子を可視化することに成功したと、放射線医学総合研究所(千葉市)のチームが発表した。 発症の早期発見や症状進行度の評価への応用が期待できるという。米科学誌ニューロン電子版に19日、掲載される。 樋口真人(まこと)チームリーダー(神経科学)らのチームは、タウと結び付いて弱い放射線を出す、特殊な化学物質を開発。これを注射して、放射線を体外から測定すると、タウの蓄積した場所が浮かび上がった。 この技術で検査したところ、アルツハイマー病の患者は、記憶をつかさどる「海馬」という領域にタウが蓄積していた。症状が進行した患者ほど、脳内の広い領域でタウが増加していた。アルツハイマー病とは別の認知症の患者も、タウが脳内に蓄積していた。
飲食店などが若者や女性向けに、日本酒の新しい楽しみ方を提案している。 日本酒をカクテルにしたり、洋菓子と一緒に出したり。香りを楽しむため、ワイングラスで飲むスタイルも広がっている。日本酒の消費低迷が続く中、「幅広く魅力を知ってもらおう」という機運が高まっている。 日本酒をトニックウオーターなどで割った「サキニック」(580円)、特殊な器具で泡状にした日本酒をのせた「ゴールデン・エスプーマ」(630円)……。2011年4月に東京・銀座に開店した日本酒カクテル専門店「サキホール ヒビヤバー」では、日本酒を使ったカクテルが約150種類ある。新潟や高知など七つの蔵元がそれぞれ、同店と共同でカクテル用の日本酒を開発。瓶の形状やラベルもバーに似合う洋風のデザインにした。 来店客の中心は30代。一番人気の「サキニック」は、さっぱりした飲み口なのに、ふくよかな香りが感じられる。一般的な日本酒はアルコール度
菅首相(民主党代表)が東日本巨大地震と東京電力福島第一原子力発電所での事故を受け、自民党の谷垣総裁に原発問題担当相としての入閣を要請していたことが18日、明らかになった。 谷垣氏側は拒否した。 これに関連し、民主党の岡田幹事長は同日、国会内で開いた「各党・政府震災対策合同会議」で、閣僚の3人増員を柱とする内閣法改正を提案した。3ポストは原発問題担当と復興担当、被災者支援担当が念頭にあるとみられ、野党側も大半は増員には賛成する方向だ。 谷垣氏への入閣要請は、首相周辺から関係者を通じて自民党幹部に伝えられた。谷垣氏側は「入閣は大連立と同じで、責任の所在が不明確になるだけだ」として拒否した。 これを受け、首相は与党から新ポストへの起用を目指す意向だ。仙谷由人官房副長官や国民新党の亀井代表らの名前が取りざたされている。 岡田氏は合同会議で、副大臣、政務官、首相補佐官を増やすことも提案した。
日本初の写真専門博物館として1967年に創設された栃木県益子町の「ペンタックスカメラ博物館」が今月31日に閉館する。 ペンタックスが昨年、HOYAと合併し、事業の合理化で、博物館が入る益子事業所の閉鎖が決まったため。1万点近い貴重な所蔵品は、全国各地の博物館などに引き継がれるという。 同館は67年12月、ペンタックス(旧旭光学工業)社長だった松本三郎氏の発案で、「カメラ技術の発展をたどる施設」として東京・西麻生にオープン。93年には益子事業所内に移転された。 230平方メートルのフロアには、1839年に登場した世界初の市販カメラや、35ミリフィルムを初めて採用したライカなどの名品がずらり。乾板の引き延ばし機、日本で昭和初期に流行したペンやライター形の「スパイカメラ」、ペンタックス全機種などを含め約1000台が展示され、文献類など約8500点が所蔵されている。 しかし入館者はマニアや社会科見
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