問題は電子ブックという機器の使い方である。ソフトウェアも関係しているが、そもそも電子ブックというコンセプトそのものの問題だ。小説のように最初から順番に読んでいくものについては、国文学の論文を書くような場合以外、こうした機器でも何とかなる。しかし… 黒須教授 2011年9月5日 Kindle 2が発売になったので2台目のKindleを購入してみた。画面サイズは同じで、本体サイズが小さくなり、軽くもなっていて、まあその点は良いけれど、日本語コンテンツがない(メールベースで自分の持っているコンテンツをKindleフォーマットに変換してくれるようだけど、面倒くさい)、表示がモノクロである(特にカラーの図版や写真がある時には、悔しい思いをする)など、今後の課題は残されている。それでも英訳されたKantなどの哲学書を読んでみたり(これが無料なのはありがたい)、新刊書を読んでみたり(この場合、たいてい紙
昨年末の「自炊の森」騒動あたりから*1、一部のマニア層だけでなく、著作権業界でも広く話題になっている“自炊”代行サービス。 最近の議論では、今年の1月に出された「ロクラク」最高裁判決などを受けて、ブックスキャンサービスの工程を (1)書籍の購入 (2)書籍の裁断 (3)スキャナーを用いた裁断済み書籍のデジタルデータ化 に分割し、事業者が(2)と(3)を行っているだけであれば(利用者が自分の本を持ちこむタイプのサービスであれば)、事業者が複製主体とされることはないが、(1)〜(3)をすべて事業者が行うのであれば(事業者が購入して用意した裁断済みの書籍を対象に利用者がスキャンを依頼するというタイプのサービスであれば)、 「複製の主体は事業者であり、同サービスは私的複製の範囲内とはいえず、著作権を侵害するサービスであるとされる可能性もある」 とするものも出てきており*2、あらゆるタイプの自炊代行
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く