視点を変えてみましょう。 人一人の一生を、「資源」と見立ててみます。例えば、ビジネスにおける経営戦略論では、資源は次の5つに分類されます。 「人」「物」「金」「情報」と、「時間」の5要素です。 そこで、ビジネスを人生に置き換えて考えてみます。人生における経営資源はいかなるものか。前述の算式で、後半生で最も希少になるのは「時間」だということがわかりましたよね。ここに経営戦略の基本のキを当てはめてみます。 経営戦略の基本中の基本とは、「限られた資源を注視する」ことです。 言い換えれば、「限られた資源」こそが、戦略の本来の出発点になります。限られているからこそ、有効な資源配分の決定とその運用が重要課題になる。それが戦略の本質です。 この考え方を企業から人生に応用すれば、自ずと答えが出ます。後半生の戦略とは、時間の「配分」と「運用」。そこから始まるのです。 もうおわかりですね。 「やるべき事」では