京王電鉄の子会社の「京王観光」が取り扱う団体旅行で、乗客の数を偽ってJRに乗車料金を少なく支払う不正が繰り返されたいたことがわかり、JR側は損害賠償を請求することにしています。 この仕組みを悪用して、実際の乗客数より少ない団体旅行用の乗車券を発券し、旅行当日は人数の違いが駅員や車掌にわからないように乗車する不正を繰り返していたとみられるということです。 また、乗客から受け取った料金とJRに支払った料金との差額は、会社の利益として計上していたということです。 去年6月、社内調査で不正が明らかになり、JR側に報告と謝罪をしましたが、不正の期間や金額、具体的な手口については調査中だとしています。 JR各社は「組織的に行われていた可能性もあり、厳正に対処する」として損害賠償を請求することにしています。 京王電鉄広報部は「同じ鉄道業界に身を置く立場で、重要な取り引き先でもあるJRの信頼を裏切る極めて