構内アナウンスが流れると、机の下に潜り込み、ハンカチで口と鼻をふさいで階段を下りて校庭に集まる――そんな避難訓練を、学生のころはみんなやっていた。ところが、社会人になるとなぜか避難訓練に参加しなくなり、アナウンスを聞きなぜかくすくすっと笑う……そんな光景に見覚えがある人もいるかもしれない。 そんなわけで、避難訓練に参加してきた。場所はアイティメディアのオフィスが入居している紀尾井町ビル。外に出ると、はしご車と体験用の「煙ハウス」、起震車(地震体験車)が用意されていた。 煙ハウスはテントの中にスモークを焚いて、その中を人が通り抜けるというもの。視界の悪さや息苦しさを体験できる。中に入るとチョコレートのような甘い香りがした。 起震車では、震度7を体験。あらかじめ揺れることが分かっていながら乗車したためアトラクションのような感覚だが、本当の地震だったらかなりこわい。また、起震車に乗っている机は脚