韓国の人気ドラマ「冬のソナタ」のイベント企画会社「サムファエンターテインメント」(東京都中央区)をめぐる未公開株詐欺事件で、警視庁組織犯罪対策4課は6日、サムファ社が投資家から詐取した数十万円を受け取ったなどとして、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の収受)などの容疑で、指定暴力団住吉会系組長、川鈴木博文容疑者(48)を逮捕した。 サムファ社は平成18年~22年に全国の460人から計約10億円を集めたとみられ、同課はこれまでに詐欺容疑などで同社の社長や監査役ら計8人を逮捕。被害金の一部が暴力団組織に流れていたとみて調べていた。川鈴木容疑者は社長の知人だったという。 逮捕容疑は21年ごろ、投資家に虚偽の上場話を持ち掛けて未公開株を販売し、だまし取った数十万円を受け取ったなどとしている。