(CNN) 猛暑や大規模な山火事、死傷者を出した暴風雨――。米国各地で6月、異常な天候による災害などが相次いだ。9日には、米本土の過去1年間の気温が1895年の観測開始以来最高を記録したとのニュースも流れた。世界各地で続く異常気象の原因には、気候変動がかかわっているのだろうか。 米海洋大気局(NOAA)は10日発表した報告書で、2011年は歴史に残る異常気象の年だったとの見方を示した。米東海岸を襲った大型ハリケーン「アイリーン」、タイや中国南部の洪水、アフリカ東部の深刻な干ばつ、ブラジルの豪雨と土砂崩れなどが記憶に新しい。 地球温暖化がこれらの原因になっているとの見方もある。これまでに世界の平均気温が高かった年を10位まで並べると、1年を除いてすべてが2000年以降だという。 カーネギー研究所のグローバル・エコロジー部門を率いるクリス・フィールド氏は、「気候が変動するにつれて、異常気象が起