はい、おつカレー様です。 bashを使ったシェルスクリプトでパイプを使っても戻り値をちゃんと取りたいときの話です。 シェルスクリプトの戻り値 シェルスクリプトでの戻り値取るときに $? を使うことがあると思います。 $ ls / # こっちは正常 $ echo $? 0 $ ls /notfounddir # こっちはエラー $ echo $? 1コマンドのログを取りたいなと思ってteeとかつなげちゃうとteeの戻り値になっちゃって取れないですよね。 $ ls /notfounddir | tee test ls: /notfounddir: No such file or directory $ echo $? 0 # <-アレ? ${PIPESTATUS[@]} こういう場合は、${PIPESTATUS[@]}を使うことで取ることができます。 $ ls / | tee test.log
はじめに SSLを使うウェブサイトでは、ウェブサーバへのサーバ証明書のインストール作業が必要となります。このときややこしいのが、中間CA証明書の扱いです。多くの場合、証明書会社が発行するサーバ証明書は、ユーザのウェブブラウザにインストールされているルート証明書から直接署名されているわけではありません。ルート証明書によって署名された中間CA証明書によって署名されています。そのため、ブラウザはサーバ証明書とルート証明書の信頼のチェーンを辿るために、中間CA証明書を必要とします。 中間CA証明書が見当たらない場合、サーバ証明書が正しいものであるにもかかわらず、ブラウザはエラーと判断してしまいます。そのため、サーバ証明書をインストールする場合には、それに対応する中間CA証明書も一緒にインストールするのが一般的な方法となります。 ややこしさを増す中間CA証明書 最近では推奨されるRSAの鍵長が102
はじめに 以前のエントリでSSLに対する新しい攻撃手法「BEAST」を紹介しましたが、今回はBEASTをさらに発展させた「CRIME」という攻撃について簡単に紹介したいと思います。一次情報源としてこちらのスライド(英語)が閲覧できますので、時間がある方はぜひ目を通してみてください。 CRIMEの意味 CRIMEは "Compression Ratio Info-Leak Made Easy" あるいは "Compression Ratio Info-Leak Mass Exploitation" の頭文字で、SSLやSPDY(あるいはHTTPボディ部のgzip圧縮)で使われる圧縮アルゴリズムに注目した攻撃手法です。あまり知られていませんがSSLには圧縮機能が存在しており、サーバ側・クライアント側双方が圧縮機能をONにしている場合に、データが圧縮されます。 BEASTとの関係 CRIMEはB
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