脳死と判定された男の子の心臓を移植する手術を受けた10歳未満の女の子について、大阪大学附属病院が18日記者会見し、順調に回復していると述べるとともに、女の子の両親が書いた、「『ありがとう』以外に言葉が見つかりません。今回の決断がどれほど深い悲しみの中でなされたかを思うとき、心の底から敬意を表したい」という手紙を紹介しました。 乳幼児としては初めて脳死と判定された男の子から心臓を提供され、今月15日、大阪大学附属病院で移植手術を受けた10歳未満の女の子は、現在、集中治療室に移り、拒絶反応と感染症に注意しながら慎重に治療が続けられています。 18日に会見した心臓血管外科の上野高義医師は、女の子の容体について、「人工呼吸器を外して食事もとれるほど回復している」と説明し、女の子は面会した両親から「がんばったね」などと声をかけてもらっていたということです。 そのうえで「『ありがとう』以外に言葉が見つ