「スマートフォンを学校に持ち込みたい」「制服を着る必要があるのか」――。学校生活の疑問や要望から生徒が提案して校則を考える取り組みが板橋区の中学校で行われている。校長は「主体性を身につけるのが狙い」としていて、生徒も「決まりを自分で考えることで学校生活が充実して過ごしやすくなった」と手応えを感じている。(長嶋徳哉) 今月16日の昼休み、板橋区立板橋第五中学校1年の女子生徒(13)は、ロッカーに入れていたスマホを取り出し、LINEで母親にこの日の習い事の予定を確かめた。当日に中止になることもある習い事で、以前は家に帰ってから確認するしかなかったが「中止なら放課後の学校の委員会に出られるなど効率的になった」と笑顔を見せた。 「ルール変えられる」実感 同校でスマホが使えるようになったのは今月1日から。生徒の要望をきっかけに生徒会役員や学級委員14人でつくるプロジェクトチーム(PT)を結成し、昨年
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