ソフトウェア開発SIerで作られる業務アプリケーションでは、オブジェクト指向設計ではなくRDBベースの設計が主流です。一方で、オープンソースのアプリケーションでは積極的にオブジェクト指向設計を取り入れているものは少なくありません。このギャップは一体何でしょうか。データベースへの依存度が高いアプリケーションは、オブジェクト指向設計を適用するのが難しいように思います。オブジェクト指向設計の前身はER設計なのでどちらも考え方は共通していますが、データアクセスの方法がまったく異なります。オブジェクトに対する操作をSQLに置き換えようとすれば、オブジェクトの性質に矛盾するのは明白です。それゆえ、データベースへの依存度が高いアプリケーションはRDBのデータアクセス方法に影響されてしまいます。今時のプログラマにはオブジェクト指向は必須、常識、みたいな言説はよく聞きます。しかし、煽りでもなんでもなく、実の