『Spintires』をプレイした。 最初は雰囲気だけで買ったゲームだけど、規模によらない魅力があったので紹介。 本作の魅力、と言うとまず美しいグラフィック、そして共産主義的な「労働」のみ追求した純粋かつユニークなゲーム性にあると思う。 並みの「シム」を一蹴するリアルさ 本作の目的は、トラックにありったけの木材を搭載し、マップの端から端へと届けること、ただそれだけである。 ただし、マップの大半は未舗装であり、泥濘んだ道路が車両の足を掬う。そこで、ウィンチやレッカー車を用いて、少しずつ前進することになる。 それでも、道中にRPGを持った敵兵が現れることもなければ、イベントで嵐が吹き荒れることもない。愚直に1メートルずつ進んでいけば、だれでも攻略できる算段だ。 だが、本作の達成感は並みのアクションゲームの上を行く。泥がタイヤに食い込んでも、ウィンチを針葉樹にくくりつけて強引に進む様は、まさに「