残業代0法案が持ち上がってから筆を取るのはこれで4度目になる。(1、2、3)先週、またもや経団連から看過しがたい発言が飛び出したので、反論をしておきたいと思う。 残業代ゼロ「対象限定せず制度化を」 経団連会長が強調:朝日新聞デジタル 女性らは新しい働き方を希望しているか記事には次のような記載がある。 引用:官邸で報道陣の取材に答えた。榊原氏は9日の会見でも「研究技術職などの専門職やキャリアアップを望む女性らは新しい働き方を希望している。全労働者の10%ぐらいは適用される制度に」と述べ、対象を極力絞り込もうとする厚労省の姿勢を批判していた。 本当に女性らは新しい働き方を希望しているのか。残業代が出なくて際限なく仕事を振られるような待遇で働きたいのか。真偽値としてはごく少数の女性が新しい働き方を希望していればウソにはならないが、文脈から推定すると全労働者の10%程度は残業代0を希望しているよう