美術家・会田誠の展覧会『会田誠展:天才でごめんなさい』が、11月17日から東京・六本木の森美術館で開催される。 会田は、1990年代初頭のデビューから、美少女や戦争、サラリーマンなどを題材に、日本の近現代社会をシニカルに捉えた鮮烈な作品を発表し続けてきたアーティスト。国内外の展覧会に多数参加したほか、昭和40年生まれのアーティストで結成された「昭和40年会」、美術家の妻・岡田裕子主宰のオルタナティブ人形劇団「劇団☆死期」、小説や漫画の執筆など活動は多岐にわたっている。 同展では、初期の代表作から日本未発表作品3点、新作7点を含む約100点を紹介。幅広い題材や技法で知られる会田の全体像に迫るだけでなく、日本の近現代美術やその環境に言及しながら、会田の作品を紐解いていく。 さらに会場には性的描写や残虐性の高い作品を展示する通称「18禁部屋」を設置。エログロ作家と呼ばれる原因にもなったという『巨