現在、“電子書籍ビジネス”に関する様々なニュースが国内を駆け巡っている。著者、出版社、印刷会社、出版取次、書店という出版業界に関係する企業。3G通信網の提供をはじめ、コンテンツの配信および課金で一翼を担う携帯電話会社、そして電子書籍端末を開発するメーカー。これら様々な分野の企業が、こぞって電子書籍ビジネスに力を入れ始めた。こうした動きは、2010年後半から来年以降にかけて、さらに加速していくと見られている。 電子書籍ビジネスが盛り上がりを見せる中、にわかに脚光を浴び始めているのが日本語表現が可能な電子書籍フォーマットと、オーサリングツール、DRM、および電子書籍を再生するためのビューアまで含めた電子書籍ソリューションである。 中でもシャープが開発し、縦書き表示やルビ表示など、日本の書籍文化に根ざした「XMDF」(エックス・エム・ディー・エフ=ever-eXtending Mobile Do