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ブックマーク / www.kcat.zaq.ne.jp (1)

  • 3−1.人称について

    [2008.11.3]改稿 小説における人称とは、どの視線で物語を語るか、ということである。映画で言えばカメラのことで、この選択によって小説の色合いも随分変化することになる。 小説における人称は固定されていることが多いが、ひとつの小説内でうまく使い分けることで、小説の表現に広がりを持たせることも可能となる。たとえば映画では、基的に三人称視点、つまり登場人物の誰でもない「神」の視点から映像を捉えているが、一瞬、登場人物の目線の映像(一人称)を盛り込むことによって臨場感を与える……などの技法が使われることがある。 とはいえ、そういった高等技術も基を理解してこそ。ここでは人称の基礎と、その発展技を紹介する。 1.一人称 一人称は、小説においては最もスタンダードであり、かつ書きやすい人称といえる。 一人称とは、物語の中の登場人物の一人が語り手となり、読者に報告する形式である。 一人称。

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