Excel 関数による行列の転置・積・逆行列・行列式の計算方法を紹介します。 概要 Excel には行列の転置や積、逆行列の計算を行う関数が用意されています。行列の計算を行う関数は、引数と戻り値が配列(複数のセルからなる範囲)であり、配列数式と呼ばれます。 行列の転置 行列の転置(行列の入れ替え)を行う関数はTRANSPOSE関数です。元の行列の大きさが3行2列の場合、2行3列のセル範囲を選択した状態で下記のように数式を入力し、[Ctrl]+[Shift]+[Enter]を押すと結果が得られます。 行列の積 行列の積を計算する関数はMMULT関数です。2つの行列の積で求まる行列の大きさに等しいセル範囲を選択した状態で下記のように数式を入力し、[Ctrl]+[Shift]+[Enter]を押すと結果が得られます。 逆行列 逆行列を計算する関数はMINVERSE関数です。求まる逆行列の大きさに