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ブックマーク / gazfootball.com (6)

  • 「もはやエールディビジでは代表になれないのか」オランダ・エールディビジ第12節 フィテッセ-ユトレヒト

    残念ながら、先の親善試合で日本代表に招集がかからなかったハーフナー・マイクは、ユトレヒト相手との試合でも勝ち越しゴールを決め、終了間際にも得点を挙げて3-1で勝利したフィテッセは、これでエールディビジの首位に立つ事になった。 とは言え、試合内容は相変わらずどうもシャキッとしない。ホームのフィテッセは、序盤から引きこもるユトレヒト相手に圧倒的なボール支配を見せるのだが、ゴール前での折り返しを完全フリーでいたマイクが足に当てそこねてボテボテになったりと、数多のチャンスに決めきれない。と思ったら、疑惑のPKで31分にようやくゴール。 ところが後半は一転してユトレヒトの出足が良くなり、フィテッセは中盤でのパスを次々とカットされてピンチになるものの、味方の怪我で12分から途中出場した高木がゴール前にフリーで飛び込んだもののグランダーのクロスをトラップしそこねるなど、どっちもどっち。で、同じように63

    「もはやエールディビジでは代表になれないのか」オランダ・エールディビジ第12節 フィテッセ-ユトレヒト
  • 遠藤スーパーサブがもたらした成果と悩み

    10月のセルビア戦、オランダ戦の沈滞した試合から、わずか1ヶ月で見違える内容と結果をもたらした今回の欧州遠征。 その最も大きな要因は、来の日サッカーの美点である組織と献身性、戦術的にはコンパクトな守備陣形と前方からのプレスを選手全員が確認、共有できた事と、田や香川、岡崎、長谷部が一時の不調から脱した事にあったのはもちろんだが、それを裏から支えたのはザックの柔軟な選手起用だったように思う。 ザックがいきなり硬直的な「ベストメンバー」から、思い切ってターンオーバーを使って来た心変わりについては、原委員長の指示だとか、誰かの助言があったからだとか妙な邪推がされているが、以前のコラムでも書いたように、遠藤と田、香川を先発起用した場合の弊害に気づいたからではないかと思っている。 特にポイントになったのは、遠藤を2戦ともスーパーサブとして起用した事だろう。遠藤は、良い意味でも悪い意味でも「無理

    遠藤スーパーサブがもたらした成果と悩み
  • 「柿谷は代表と海外で成功できるのか?」J1第24節 セレッソ大阪-川崎フロンターレ

    夏休み最後の試合となった長居での試合は、何と3万人超の大観衆となった事にまず驚いた。 元セレッソのエースだった大久保の凱旋という点もあるが、ちょっと前までは、大都市かつアクセスが良くて専用じゃないけど急傾斜で見やすいスタジアムという好条件にも関わらず、観客動員がなかなか伸びなかったセレッソが、柿谷と山口が代表入りして東アジアカップで活躍したとたんにブレイクしてしまった。 それだけ、プロスポーツという興行にはスターが必要で、それによってメディアの扱いも飛躍的に上昇するという好循環が回り出すという完璧な事例になってしまった。ただし、それはJリーグ単体では不可能で、代表か海外で活躍するかしかスターを作り出す術は無いんだけどね・・・ 特に柿谷に対しては、最近も海外のスカウトからも熱視線を浴びている記事が出て、実際にニュルンベルクやイタリアから複数のオファーが届いているという話が出ているけど、個人的

  • 香川ベンチ外に見るモイーズ監督の思惑

    ルーニーが怪我をした事で欠場が確定し、これは香川がトップ下で先発のチャンスかと思われた昨晩のリヴァプール戦で、まさかのベンチ外という事態になってTwitter掲示板界隈では大騒ぎになりました。 もちろん、私も先発を期待していただけに落胆はしましたが、ある意味それでモイーズ監督の思惑というか、精神状態がはっきりしたなと思いましたね。 ギグスやヤングらを優先して4-4-2で戦う理由は、おそらくモイーズ監督が伝統的なマンUのサッカーに寄って立たざるを得ない心理状態にあるのではないかと思います。つまり、それだけ新しい事をやっての失敗に対する恐怖、27年もの監督就任期間で常勝軍団を作り上げたファーガソン監督の後任としての重圧が強いのではないかと。 改めて想像すると、ファギー後のマンU監督という立場に匹敵するプレッシャーは、日のスポーツ界では比較の仕様が無い事に気づきます。巨人の川上監督時代でさえ

  • 「香川のハットトリックでレアル戦が混迷に」イングランド・プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド-ノリッジ

    旅行と録画予約の予測違いですっかり乗り遅れてしまった、香川がノリッジ相手にハットトリックを決めた試合を見てみた。 香川は4-4-2の左SHでの先発だったが、今まで香川がなかなか輝けなかった試合と違っていたのは、まずチームの各選手がスペースへと動きながらパスをつなげようという姿勢が見られた事だろう。 これまでのマンUであれば、前線の選手が動くのはボールを積極的にもらおうと思っている選手だけで、それ以外の選手はだいたい足を止めて傍観しているのが普通だった。それが、ドルトムントやバルサのような連動とまでは行かなくても、ショートパスの交換が出来る流動的な位置関係が取れるようになった事で、香川がリターンパスを返しながらフリーになれるポジションへと動いた時に、チームメイトがまた香川にボールを戻せるようになっていた。 ファン・ペルシだけは、まだ自分がパスをもらってシュートを決めるための動きに終始している

  • 「インテルの構造的欠陥」イタリア・セリエA第24節 インテル-ボローニャ

    昨晩はFAカップで宮市、そして2部で李忠成がイングランド初ゴールを決め、吉田麻也がアウェイでゴールを決めて勝利という目出度い話題があったんだけど、残念ながらテレビで見られたのはボロボロのインテルのみというトホホ状態(笑)。 そのインテルがホームでボローニャ相手に0-3で負けた試合だが、まあ今までごまかし続けたインテルの構造的欠陥が見事に露わになっちゃったかなという感じだね。 インテルは、ミリートは別としても、パッツィーニ、スナイデル、アルバレス、サラテ、カスタイニョスといった攻撃の選手が、ことごとく足元コネコネかミドルぶっ放すだけで、プレッシングやポストプレイなどで連携を取ろうという意識が皆無。 CBは主力のルシオ、サムエルともにスピードが無いので裏を取られるのを恐れて終始位置取りが深く、よって動かない前線と低い後ろで中盤が間延び、縦のポジションチェンジが少なく前線に飛び込む人数が足りない

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