コンピュータ界のノーベル賞と言われる「チューリング賞」。プログラミング言語やアルゴリズム,OSなど基盤技術の開発者が名を連ねる。ITエンジニアとして,偉大な先達たちの業績を知っておきたい。 この連載も,いよいよ最終回である。今回は「チューリング賞(ACM Turing Award,http://www.acm.org/awards/taward.html)」の受賞者たちの業績から,近代コンピュータ史を振り返ってみよう。チューリング賞は,コンピュータ界のノーベル賞と言われている。米国コンピュータ学会(ACM=The Association for Computing Machinery)が,1966年から毎年1回,コンピュータ科学の発展に貢献した人物に授与している権威ある賞だ。チューリング賞という名称は,1935年にコンピュータの数学的モデルを示したアラン・M・チューリング(Alan M.
![第14回 近代コンピュータ史――「日本人初」はあなたかも,目指せ,チューリング賞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)