回帰分析(1)~回帰分析の仕組み ここからは,2変量(またはそれ以上)の間での関係を分析する手法について学びます.はじめに,相関について復習したあと,回帰分析の目的,その仕組みを解説した後,単回帰分析を例に分析結果の読み方を学びます. 相関係数の算出 2つの変数の間に一定の関係が想像できるとき,これを具体的な数値で表現してみます.2つのデータの間の関係の強さを測る統計量を相関係数と呼んでいます.2変数データに関連性がある時(例えば,片方が大きいと,もう片方も大きくなるなど),その2つの変数には相関があるといいます. ■相関係数の算出法:Excelでは,「CORREL」という関数を用います. CORREL(変数1のデータ範囲,変数2のデータ範囲) 変数1と2の順番は関係ありません.