Photo: Ariel Zambelich/Wired 企業各社の間でここ数年、「Facebook」や「Twitter」といったソーシャルメディアの活用を訴える声がますます大きくなっている。「ソーシャルメディア・マーケティングをしない企業は、1世紀前に電話を導入しなかった企業と同じ末路をたどる」といったマーケティングコンサルタントの言葉も出るほどだ。しかし、オンライン小売の分野における新たな調査によると、より古典的なマーケティングツールであるEメールのほうがはるかに重要である可能性があるという。 マーケティング情報企業のカストラ社によれば、この4年でEメールを顧客の購買行動につなげたオンライン小売業者の数は4倍に増え、メールを受けとった顧客のうち約7%が購買をしているという。一方、Facebookを通じた買い物の認知度はわずかに上昇しているものの、それが購買行動につながった割合はいまだに