2007年12月09日04:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 誇大広告も許容範囲 - 書評 - 宇宙で一番美しい周期表入門 なんとも大きく出たものだ。 宇宙で一番美しい周期表入門 小谷太郎 なにしろ「宇宙で一番美しい」である。 私はそれが宇宙一美しいかどうかは、宇宙のほんの片隅しか知らないので判断できないのだが、これまで読んだ周期表本の中で最も面白かったのは確かだ。 本書「宇宙で一番美しい周期表入門」は、タイトルどおり、周期表だけで一冊の新書を、一人の著者が書き切ったもの。 目次 はじめに 序章 周期表には美しいヒミツがある 第1章 その時、元素が発見された! 第2章 レアメタルはどこにあるのか? 第3章 生命活動の真実 第4章 元始、宇宙は単純だった 第5章 カラダの材料は核材料で 第6章 あるはずの新元素を探して 本書は周期表の基礎本ではあるのだが、トリビアの充実ぶりも素晴