マイクロソフトは、知的財産に関する戦略をこの5年で大きく転換してきた。それは、まさにクローズドな戦略からオープンな戦略への転換だったといっていい。その成果は、この5年間で、日本における大手企業とのクロスライセンスが12件に達していることからも明らかだ。マイクロソフトは、どんな考え方で、知財戦略に取り組んでいるのか。同社の知的財産戦略について、米Microsoftのマーシャル・C.フェルプス コーポレート副社長と、ホラシオ・グティエレス バイスプレジデントに話を聞いた。 米Microsoft LCA-IP&ライセンスグループコーポレート副社長兼法務顧問代理のマーシャル・C.フェルプス氏(左)と、米Microsoft バイスプレジデント兼副ゼネラルカウンセル 知的財産&ライセンスシンググループのホラシオ・グティエレス氏(右) ―まず最初に、マイクロソフトにおける知的財産戦略の基本的な考え方につ