遂に始まった世界選手権、初日はチームTTが行われた。国別選手権が原則の世界選手権で、異色の競技でもあるチームTT、それぞれが普段所属しているチームとして出場するレースではあるが、所属選手も各国代表で選ばれているケースも有り、必ずしもベストメンバーでは挑めないチームもある。その為普段のレースで最強のチームが必ず勝てるという保証はどこにもなく、激戦や大番狂わせの可能性すらあるレースなのだ。 6人一組、そして4番目の選手のタイムが公式記録となるチームTTを制したのは、ある意味予想以上の実力を発揮したBMC、2位以下に30秒差以上の大差をつけての圧勝、昨年度優勝のオメガファルマ・クイックステップやオリカ・グリーンエッジら競合を抑えての見事な優勝を果たした。昨年度1秒以下の僅差で金メダルを逃したオリカ・グリーンエッジは、オメガファルマ・クイックステップには雪辱を果たしたものの、今度はBMCに完璧に