鳥取県は個人情報が漏洩したと発表した。同県消防防災航空センターのWebサイトで公開した消防防災ヘリコプターの資料「運航の手引き」に、要救助者1人の個人情報が掲載されていた。漏洩した情報は氏名や住所、電話番号、生年月日、遭難日時・場所、傷病者の状況など。 資料はPDF形式で、公開した当初は個人情報部分に白色の図形をかぶせて読めないようにしていたが、データは残ったままだった。図形をずらすことで、閲覧できたと見られる。さらに、2024年2月25日に資料を更新した際、白色の図形の位置がずれて、個人情報をそのまま読めるようになっていた。 鳥取県は原因として「センターの隊員がPDFを作成する際、白塗りにしてもデータが消えないという認識がなかったこと」「紙の文書で回覧・決裁をしたためデータが消えているかを確認できなかったこと」などを挙げた。再発防止策は「情報セキュリティー管理の基本を周知して個人情報を含
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