〇国会の会期末には、各委員会で会期中に出された請願書の処理が議決されます。通常は賛否を「保留」として、悪く言えば店晒しにするのですが、厚生労働委員会では各党会派の代表者が集まって、一つ一つ賛否について真摯な議論をします。 国会法では、第81条第1項で「各議院において採択した請願で、内閣において措置するを適当と認めたものは、これを内閣に送付する」とされ、同条第2項で「内閣は、前項の請願の処理の経過を毎年議院に報告しなければならない」としていますので、請願が採択されるということは、政府に実行を促すそれなりに重い判断を国会がしたことになります。 この国会では、厚生労働委員会で「国立病院の機能強化に関する請願」が新たに全会一致で採択されることとなりました。この請願は、日本共産党が中心となって紹介議員となってきた経緯があります。私も、わざわざ議員会館を訪ねてきて請願の成立を訴える国立病院ではたらく皆
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