新型コロナウイルスの影響で食事宅配サービス「ウーバーイーツ」の需要が伸びる中、配達員の自転車やバイクが絡む事故への懸念が高まっている。東京都内では配達員が車に衝突して死亡したほか、京都市内では「猛スピードで走行して怖い」などと住民から苦情が上がる。ウーバー社は配達員と雇用関係を結んでおらず、安全運転の指導が不足していることが背景にありそうだ。 【写真】自転車が首都高を走行 5月中旬、京都市下京区の四条河原町。夕方になると「Uber Eats」と書かれたリュックを背負った若い配達員が盛んに自転車で行き来していた。赤信号を無視したり、自転車走行禁止の区域で下車しない人の姿も見られた。 配達員をしている中京区のアルバイト女性(23)は「スマートフォンの地図を見ながら走る人も多い。正直、危ないと感じる」と打ち明ける。 日本の運営法人「ウーバーイーツジャパン」(東京都)によると、外出自粛が広がり、契