先月、ついに華倫変先生の単行本がKindle化したので、プレ値で買う必要がなくなりました。僕は全冊紙で持っていますけど(自慢)。 華倫変先生は主に00年代前半に漫画を連載し、03年に28歳の若さにして夭逝した作家です。メンタルを病んだ女性が、どこか狂った男性と出会い、特に救われる訳でもなく、ただただ終わっていく人生の様子を描いた作品が多いのが特徴的。 大好きな作家ですので、今回のKindleでの販売開始により、多くの人が気軽に手にとってもらえるようになったのは大変喜ばしいです。 今回は、主に華倫変先生の短編についてのお話をしていきましょう。 ・高速回線は光うさぎの夢を見るか? 華倫変作品の中でも最もキワモノが揃った短編集。全9編のどれもが性と陰鬱な感情をテーマにしていまして、それでいて倫理的や道徳的に正しい話が繰り広げられるわけでもなく、ドロッとした感情だけが淡々と吐き出されており、これが
![華倫変作品がKindleで購入できるようになったので、絶対に買ってもらうため紹介する|にゃるら](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ffccb25989661dbbe10fd12a96cfd329712c9668/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F16786642%2Frectangle_large_type_2_64a56ae3649d543a41e1500c0bb63746.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)