ブログで議員や市役所を批判し、議会と対立し続けている鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)は17日、市議会の臨時会で再度の不信任決議を受け、自動失職した。出直し市長選が5月下旬にも行われる見通しで、竹原氏と、反竹原氏派の議員や市民らが擁立した元国土交通省職員の田中勇一氏(56)による一騎打ちの公算が大きい。 竹原氏は今年2月6日に最初の不信任決議を受けると議会を解散。3月22日の出直し市議選(定数16)では反市長派が11人当選したが、市長派も2人から5人に増えた。 市議選後初めて開かれた17日の臨時会で不信任決議案が再度提出され、賛成11、反対5の賛成多数で可決された。地方自治法により、2度目の不信任決議を受けた竹原氏は自動的に失職した。 全国市議会議長会などによると、過去10年間で、2度の不信任決議を受けて自動失職した市長は、07年5月の兵庫県加西市の中川暢三市長(後に出直し市長選