猫の祖先は薄暮型の捕食をやっていたわけで,彼も夜は一定のリズムで活動して未明に戻ってくるのだが,完全に闇夜の住人というわけでもない。本来,周辺環境情報のチェックと更新において,視覚的なアセスも彼らが生きていくには必要だったはずだし,健康面の維持において適当な紫外線も必要だ。太陽とも相性が良くても当たり前か。イヌ科などの集団追跡型,猛禽型の捕食者みたいなのも彼らのサイズでは考えねばならないから,昼間動くにも一定のリスクを想定しての結果だったろう。 狐などの肉食獣も子どもが生まれて一定期間経つと,昼間,巣穴の周辺で遊ばせていたりする。観察できるのは僥倖。