先週映画『劔岳 点の記』を観てきた。大御所カメラマンが監督・撮影した、CGや空撮映像も使わず全て「実写」の映像はたいへん素晴らしかった。 ←クリックで拡大 しかし内容的には少しもの足りない感じがした。そこで原作『劔岳 点の記』新田次郎 - 剣岳―点の記 (1981年) (文春文庫)←Amazonで見てみる - を読んだ。映画を一緒に観た夫は以前読んでいて、たまたま本が家にあった。 →映画『劔岳 点の記』公式サイト 私自身も登山が趣味だが、たとえ一般ルートであれども劔岳に登れるレベルではない。しかし立山なら登っているので、劔岳や立山の地形や登山ルートについては頭に入っている。しかし原作を読んでいるとけっこう知らない地名が出てくるので、手持ちの登山地図(山と高原地図「剱・立山」昭文社発行)を広げて、柴崎測量隊の足跡を辿りながら読み進めた。すると映画(脚本)と原作との相違点や映画だけからではわか
![『劔岳 点の記』映画と原作と地図と(1)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/aa4ed05e08a625faf6bc73797ce74f5b1c7a3dff/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Four-hiking.up.seesaa.net%2Fimage%2F09.06.28_01.jpg)