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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (2)

  • 『桐島、部活やめるってよ』を見たゼ! - 空中キャンプ

    渋谷にて。初日。すばらしい! 原作は未読なので、映画単体での評価になりますが、きわめてクオリティの高い作品だと感じました。ストーリー全体の構成や編集もたしかであり、抑えた演出によって各登場人物のグラデーションが浮き上がる点もみごと。思春期の残酷さや刹那、純粋性や未熟さといったモチーフが、せりふではなく映像や演技によって伝えられる手法にも好感を持ちました。ラストシーンでは完全に心を持っていかれ、傑作を確信しました。バレー部のエース、桐島が退部したといううわさが学内に流れ、生徒たちの関係性が少しずつ変化していく、というあらすじ。 ──以下、ストーリーにあるていど言及していくため、情報を遮断した状態で見たい方は注意してください── 冒頭、学校内を歩く生徒の背中を追うカメラの動きが、ガス・ヴァン・サントの『エレファント』(’03)を連想させる。こうした撮影の手法にとどまらず、高校を舞台にし、複数の

    『桐島、部活やめるってよ』を見たゼ! - 空中キャンプ
  • The Last Supper - 空中キャンプ

    その日、お父さんが潜んでいた場所はアポッターバードだとニュースは伝えていたが、それは真実ではない。私たちが住んでいたのは世田谷区の小さな一軒家だったし、彼は四月二十九日の午後六時、下北沢駅の西口にあるオリジン弁当の前で拉致されたのだった。チキン南蛮弁当と、小松菜と舞茸のおひたしを買って出てきたお父さんは、店の前に絶妙のタイミングですべり込んできた作業用バンにほんの数秒で手際よく押し込まれ、車内で待ちかまえる五人の特殊部隊に両手両足をぐるぐる巻きにされると、甲州街道を経由して横田飛行場まで連れていかれた。その後のことはよくわかっていない。ことによると、生きたまま飛行機でアポッターバードへ連れていかれたのかもしれないし、横田へ着く前に死んでしまったのかもしれない。 私はそんなあれこれを、日にいるお父さんの友だちを通して知ることになる。「横田に着いてからのことは調べようがないし、ほとんど情報は

    fum_ros
    fum_ros 2011/09/11
    なんとも面白い。
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