庄司昌彦・OKFJ代表横浜市の税金の支出先がわかる民間サイト「私の税金はどこへ行った?」 【古田大輔】オバマ政権が掲げる政策に「オープンガバメント(開かれた政府)」がある。情報公開、国民参加、民間との協業を柱に、新しい民主主義の仕組みづくりを目指すものだ。政府と住民、その中間にいたメディアという3者の関係を変える動きでもある。日本での同様の取り組みの担い手「オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン」(OKFJ)の庄司昌彦代表に聞いた。 ――オープンガバメントとはなんでしょう? 「2000年代に入り、欧州連合(EU)で政府の透明性を高めようという動きが強まりました。オバマ米大統領は選挙戦でツイッターやフェイスブックを効果的に利用し、情報を支持者に直接発信したことで知られていますが、当選後に取り組んだのがオープンガバメントです。オバマ政権のオープンガバメントの柱は『透明性』、『参