大阪市は、大阪大准教授らが作製したアプリを通じ、行政情報の発信力を強化する。ユーザーが選んだジャンルの情報のみを取得できるアプリの機能を使い、行政情報の効果的な発信を目指す。 アプリ名は「PUSH大阪」。阪大の古崎晃司准教授(情報科学)らが昨年秋に開発した。アプリでは、新着情報を登録者に通知する「RSS配信」機能を活用し、市職員が更新した情報を自動的に取得。その上で、利用者が選択したジャンルに合わせ、必要な情報が閲覧できる仕組みだ。 市は「ホームページ上に行政情報は山ほどあるが、市民に情報が十分に届いていない」(市民局)と現状を分析する。5月には、このアプリに関する職員向け勉強会を開催。情報発信の際、RSS配信を意識することや、市民の興味を引く分かりやすい見出しを付けることなどを呼び掛けた。 今後は行政情報だけでなく、地域団体にもアプリの存在を紹介し、イベント情報の発信も行う方針。ま