連休で疲れて、いまいち気力に欠けるんですけど … けど、モナドの話をします。2つのモナドを複合(合成)する、という話題。ある程度モナドに慣れている人向けかもしれない。 (F, μ, η), (F', μ', η') が同じ圏上の2つのモナド(μ, μ'はモナド乗法、η, η'はモナド単位)であるとき、関手としての結合F;F'(反図式順で書くならF'・F)が再びモナドになるかどうか?つまり、F;F'とうまく適合する乗法と単位を定義できるかどうか? これについては、1960年代にベック(Jon Beck)が詳しく調べていて、事情がハッキリとわかっています*1。 で、実際に“複合モナドを構成可能な2つのモナド”の具体例を出します。この実例に対してベックの法則*2や、複合の方法を紹介します。しかし、複合がうまくいく内的なメカニズムまで説明できそうにありません。グチャグチャした複雑な等式を天下りに出
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