6日に首都圏が大雪になるとした気象庁の予報は、都心部では積雪が記録されないなど「外れ」に終わった。1月14日に首都圏などを襲った大雪も予測できず、雪の予報の難しさが改めて浮き彫りになった形。同庁には「大げさだった」「電車が遅れたのは気象庁のせいだ」などの苦情電話が6日だけで30本以上寄せられたが、雪に脆弱(ぜいじゃく)で、予報に右往左往する大都市圏の体質こそ問題なのかもしれない。【池田知広】 【写真特集】首都圏で積雪 雪の影響で混雑するJR新宿駅のホーム ◇気象庁は「セオリー通り」 気象庁は4日夕に▽雪を降らせるのに十分な寒気が入る▽南岸低気圧が大雪を降らせるコースを進む−−ことが予想できるとして、大雪に対する注意情報を発表。5日夜には24時間予想降雪量を「23区の多いところで10センチ」などと警戒を呼びかけた。 しかし、5日夕から6日夕にかけての降雪量は、積雪深計のある東京都心、