2018年9月28日のブックマーク (1件)

  • 後藤一雄とたどる「日本の木造建築はどのように質低下してきたのか」|たけうち|note

    1979年、日建築学会大会で開催されたパネルディスカッション「木造のデザインと構造安全性」に登壇した、当時、名城大学教授だった後藤一雄(1913-1996)は「建築家への警告」と題した発表を行いました。 戦時から戦後にかけて東京工業大学を拠点に木構造やコンクリート・プレハブによる量産住宅の研究に従事してきた後藤は、当然に木造建築についても一家言あるわけで、冒頭から手厳しい指摘をぶちかまします。 木構造、特に住宅は永い伝統の上に現在まできており、その構造については伝統の継承者である大工にまかせっ放しで現在に至っている。しかし木造建築の日における歴史は質の低下の歴史であり、この結果後世においては専ら災害の元凶となってしまった。 (後藤一雄「建築家への警告」1979)さらには、大正頃からの金物の導入も上手くいかず、「建築界はあきらめて、専ら鉄骨、鉄筋コンクリートに走り、すべての事がおろそかと

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