【ニューヨーク20日時事】新型インフルエンザ感染が確認された川崎市の高校の生徒らは14日にニューヨークの国連本部で開幕した模擬国連に参加していた。ニューヨークでは「市内の症例の大部分が新型ウイルスによるもの」(市保健局)と推定されている。新型インフルエンザはまん延しているとみられ、感染リスクは一段と高まっている。 生徒らが出席した模擬国連は世界の高校生らが任意の国の代表として模擬討論を行う教育プログラム。14日の会合には米国のほか、日本を含む最大20カ国の生徒ら約2300人が参加し、潘基文事務総長もあいさつした。 ニューヨーク市内では先週以降、小中高校30校近くが集団感染の疑いで相次いで休校になった。市内の刑務所でも感染が確認され、職員が一部施設の閉鎖を求めるなど感染は収束の気配を見せていない。 【関連ニュース】 ・ 【特集】新型インフルエンザ ・ 〔写真特集〕新型インフルエン