生活やコミュニケーションについて、「リアル」と「ネット」を対置して行うような議論をよく見かけますが、これは不適切、というより本質を見失わせるものだと思っています。「リアル」と「ネット」の二分法(これがどれくらい広がっているかを見たければ、"リアル ネット"でgoogle検索かtwitterの発言検索をしてみればよい)は、「リアル」の捉え方に関して非常に保守主義的なものを含んでおり、これにとらわれてしまうと、ネット上での人間関係を軽視し、そこから得られる便益を得そこなうようなマイナスが生じる可能性があります(´・ω・) 「リアル」を、学校や職場等といった生活圏から形成される人間関係とし、「ネット」を掲示板やブログ、あるいはmixiやtwitterといったソーシャルメディアを起点に形成される人間関係と考えると、生活やコミュニケーションにおける「リアル」と「ネット」の大きな違いは、通常以下の二つ