両親を亡くし、オックスフォード大学寮で暮らすライラと彼女のダイモン(守護精霊)は入ることを許されていない奥の間で、偶然おじのアスリエル卿の殺人計画を耳にする。北極に現れる謎の物質<ダスト>を調査している卿が、戻ってくる日なのだ。どうにかその計画を阻止したライラだが、噂ではゴブラーが町で子ども達を何人もさらい、北極に連れていくという話だった。 学寮の食事の席で出会った魅力的な女性コールター夫人に預けられることになったライラだが、見るもの聞くもの全てが、驚きで目新しかったが、あるパーティの席で、卿が北極で囚われの身となっていることを知り、夫人の元を逃げ出した・・・