ちゅうしんせいしょうえきせいもうみゃくらくまくしょうちゅうしんせいもうみゃくらくまくえん【中心性漿液性網脈絡膜症(中心性網脈絡膜炎) Central Serous Chorioretinopathy】 [どんな病気か] 黄斑部(おうはんぶ)(網膜の中心部にあり、ものを見るのにもっともたいせつな部分)が腫(は)れて、視力が低下する病気です。 片方の目におこりやすく、中年の男性によくみられます。よいほうの目を閉じて病気のある目だけでものを見ると、ぼやけたりゆがみます。また、左右でものの大きさがちがって見えます。 [原因] 黄斑部の腫れは、網膜の浮腫(ふしゅ)(むくみ)によっておこります。網膜の外側には網膜色素上皮細胞層(もうまくしきそじょうひさいぼうそう)という、水分を通さない膜があります。この膜に異常が発生して黄斑部付近で水もれが生じると、そこから脈絡膜の漿液がしみ込み、網膜の下にたまります