By Paul Lowry 石英ガラスの内部にCDなみの容量のデータを記録・再生する技術を、日立製作所と京都大学工学部三浦清貴研究室が共同で開発しました。石英ガラスは耐熱性・耐水性に優れており、高温劣化加速試験の結果、今後、数億年以上にわたってデータの長期保存が可能になる模様です。 石英ガラスの内部にCD並み容量のデジタルデータを 記録・再生する技術を開発 数億年のデータ保存に耐えるデジタルアーカイブを実現 2009年に日立はデジタルデータを10万年以上安定して保存できる次世代記憶技術を開発しましたが、この際に耐熱性・耐水性に優れた石英ガラスがストレージであることを有用であると確認しました。しかし、実用化のためには高速・高密度でデータを記録し、簡便に再生できる技術が必要でした。 石英ガラスにフェムト秒パルスレーザーを照射すると屈折率の異なる微小領域(ドット)が形成されます。このドットがある
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