千葉県で9歳女児が殺害された事件で容疑者として逮捕された男性は、女児が通っていた小学校のPTA(保護者会)会長でした。あまりにも痛ましい事件と成り行きに、お悔やみの言葉も思い浮かびません。 現在判明している事件内容からは、そもそも「自助」「共助」に含まれていた危うさが、最悪の形で表面化した印象を受けています。 日本の殺人事件は、もともと「顔の見える関係」の中で起こりやすい日本の殺人事件にはもともと、「顔の見える関係の中で起こることが多い」という特徴があります。 殺人事件での加害者と被害者の関係・日米比較米国の殺人事件では、面識のない相手が加害者となった事例が最多で、約60%です。 日本の殺人事件では、親族が加害者となった事例が約50%、知人・友人・職場等関係者など「顔の見える関係」が約40%。 日本の殺人事件の大半は、顔の見える関係の中で起こっているわけです。その他の犯罪でも、「顔が見えて