ぺんてるから、税抜き3000円のシャープペンシル「オレンズネロ」が発売された。最大の特徴は"芯が折れず、ワンノックで書き続けられる"こと。しかしシャーペンを常用していない人にとっては、それほどの価値があるのか、いまいち伝わりづらいところかもしれない。高級文具というイメージも薄いので、ぴんとこないというのが正直なところだろう。3000円の価値はどこにあるのだろうか。 シャーペンはぺんてるの「柱」事業 ぺんてると聞いて、何を思い浮かべるだろうか。年配の人だったら、絵の具やクレヨンのメーカーとして記憶している方も多いだろう。だが実は、1960年に世界で初めてノック式シャプーペンシルを発売したという、シャーペンに関しては先駆け的存在だ。シャーペンは同社の売上高の4分の1から3分の1程度を占めて、3本の柱に入る中核事業でもある。 ぺんてるによると、シャーペンの国内シェアは今のところ、1位が三菱鉛筆、
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