メキシコ北西部シナロア州のハルディネス・デル・フマヤ墓地にある麻薬密売人の墓(2016年12月11日撮影)。(c)AFP/ALFREDO ESTRELLA 【1月2日 AFP】麻薬王といわれる人々の中には、これ見よがしの派手なライフスタイルを文字通り墓場まで持ち込む者たちがいる。メキシコのある墓地には防弾ガラスに守られ、エアコンが利いた居間を備えた2階建ての霊廟(れいびょう)が立ち並んでいる。 メキシコ政府が軍を動員した麻薬戦争を開始してから、2016年12月で10年が経った。この麻薬戦争で殺害された人々は数万人に上るが、多くは葬儀も行われないまま集団墓地に葬られたり、遺体を路上に放置されたり橋からつるされたりしている。しかし、現在服役中の麻薬王「エル・チャポ(El Chapo)」ことホアキン・グスマン(Joaquin Guzman)受刑者のとりでである北西部シナロア(Sinaloa)州の